小さな星がほらひとつ

手足に汗をかく話

手足に汗が滲む。

この半年で、というか、インフルエンザ以降にひどくなった気がする。
 
手足に汗が滲むことにストレスを感じ、余計に汗をかく気がする。
 
文字にするとただ多く汗をかくようになっただけやけど、心境としては字面から受けるよりもちょっと重い。
重くて、怖い。
 
自分の身体の一部の機能が、後天的に損なわれることが、これほど怖いことやと思わんかった。
 
手足に汗をかくことの弊害は大きい。
まず、ずっと気が気じゃない。
辛い、これは。
 
なんでおれなんやろ。
と、素直にそう思ってしまう。
 
これから頑張ろうって思ってるタイミングで、なんで降りかかってくるんやと、そう思う。
 
いままで、大事なものを大事にしてこなかったからか?
 
失ってから気づいてきたから、その戒めなのか?
 
どうでもいいけど、自分自身に対してショックを隠せない。
こんな時は一人になりたい。
ひとと会いたくないからパーティに行かずに帰ったのに、
 
結局家の鍵を会社に忘れてパーティ会場に向かう。
 
まぁ、それはそれでええんやけども。
 
でもよく小説で出てくる、急に奥さんが亡くなったりとか、子供が事故で死んだりとか、そういう人ってたぶん、こういう心境のおっきい版なんやろな。
 
おれにはその気持ちを深く想像するキッカケをもらったと、無理に意味をつけるしかできんのやけど、無理にでもいまはそうしたいと思う。
 
 
でもな、やだなぁーとか思ってたら、結局また、自分を受け入れてないことと同じやから、それの方が嫌やねん。
 
だから受け入れたいと思う。
いまはまだ頭の中だけで。
 
あとから心も受け入れてくれたらいいな。
 
身体で稼ぐのはやっぱり限りある。
おれは特に。
 
寝不足でもガシガシ仕事もできひんし、社畜のごとく与えられた仕事だけをすることもおれには出来ない。
 
おれにできることをしよう。
頭で稼げるようになろう。
普通の自分が頭で稼ぐためには、そのベクトルを間違えてはならない。
 
孫正義のように、描くんや。
絶対に勝てるプランを。
 
あとは描いた通りに動くだけ。
 
しおどき。しおどき。