小さな星がほらひとつ

気持ちは焦る話

前よりは健全な焦りがある。

 

自分の思い描いてる世界は、夢みるバンドマンと同じなのではないかと思うときがある。

 

そんなときは焦る。

 

大手の鉄道会社で働く兄や、大手商社で働く友達なんかに触れると、

 

事実、無職な自分の現状とどうしても比較してしまう自分がいる。

 

もちろん、そんな自分も自分の一人なので抗いはしないのだが、しかし、

 

いまの幸介は焦る自分が占める割合が多い。

 

焦っても仕方ないと思ってみる自分が、焦っている気持ちを抑えられない自分を色濃くさせている。

 

 

 

 

 

また、おれは頑張ってる感を出す自分が好きなのではないかと思うときもある。

 

そういう自分がいることも抗いはしないのだが、その自分は好きな自分ではない。

 

「普通でいいやん」

 

と語りかけてくるからだ。

 

 

 

 

でも、普通の会社員として生きることに対して刺激ジャンキーな自分が反対することも知ってる。

 

だから安定志向の会社を出たのだ。

 

 

 

 

結局、一人の人の中にはいろんな自分が存在する。

 

その時々によって、その割合は自然に変化するし、どの自分が一番濃いか、だ。

 

自分の中にあるその変化は四季のようなもので、春の暖かい時期は、きっとなにをしてもうまくいく。

 

大事なのはいまここ。

 

おれの人生、いま真冬。

 

ラクな方向に流れようとする自分を乗り越えねば。